読書「春の雪―豊饒の海・第一巻」感想

「モテ」についての記事を書いたら、自分のあまりの心根の醜さが嫌になりました。
ハハハ。すごい勢いで自分にダメージが返ってきました。
悪女め!って言ってくれて結構です。自分でもあかんなーって思ってるので。
でも男性怖いんやもん。自分を守る為にそういう行動をしてるんだと思いたい。
ちょっと現実逃避する為に今読んでいる本の感想など書こうかと思います
それほど純文学に精通しているというわけでもないので、全く見当違いのことを
書いているかもしれません。

それでも良ければ、追記からどうぞ。

※追記を閉じるを押すと記事の文頭に戻らないという不具合発生中です。
申し訳ありません。いろいろ試してるんだけど、タグ難しいよー。





春の雪―豊饒の海・第一巻 (新潮文庫)春の雪―豊饒の海・第一巻 (新潮文庫)
(2002/10)
三島 由紀夫

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「豊穣の海」(一)春の雪 三島由紀夫


≪途中まで読んだ感想≫
全500ページ中、今60ページくらいまで読み進めたところ。
純文学は好きでよく読んでいたけど、三島由紀夫は初めて読んだ。

【その文体の堅さに驚いた】
このの人は大正14年生まれなんだけど、
その時代にしては文章が堅く、悪く言うと古臭い印象です。

明治生まれの作家さんの方が現代の人にも
読みやすい文体で書かれているのは興味深いです。



〇参考までに私が好きな作家さん

「宮沢賢治」さん明治29年生まれ
「芥川 龍之介」さん明治25年生まれ


この上に挙げた方達は明治生まれの方達なんだけど、
比較的文体が現代に近く読みやすい。
それでいて現代にはない繊細で綺麗な文章を書いておられます。


【文章からにじみ出る作者の心情】

文章を読むとその作者の人となりがなんとなく感じられることってありますよね。
この方の場合、それが顕著です。

鬱屈とした感情を内面に秘めた美少年が主人公の話なのですが、
その高すぎる自尊心、繊細で硝子のような感受性。
そのあまりに細かで執拗な描写にはなにか執着・執念・とにかく作者の
強い信念や想いが感じられます。

堅過ぎる文章からは、三島さんの凝り固まった思念というものも感じられます。

自尊心の高さと心の脆弱さ、そしてそれを人に言うこともできないから、
主人公はどんどん追い詰められていく。
その執拗な描写が終始続くために読者自身も追い詰められるような心根になります。
なぜ、これほどまでにその闇の中に
読者を引きずりこむような文章を書けるのか。

良いか悪いかは置いといてこれほどの執念・信念の強さを文章から感じたことは初めてでした。それはやはり、作者の強い気持ちがそうさせるのでしょう。


私がここまで読んでまず一番強く思ったのはこの性格で
生きていくのはさぞ辛いだろうな、ということです。



そして三島さん自体、この作品を執筆して5年後に自決されています。
そのことを考えると、やはり三島由紀夫さん自身も主人公同様、繊細な感受性を持ち、大正・昭和という時代の移り変わり、その急激な変化に生きづらさを感じていたのではないでしょうか。


「日はうららかに指して、彼らの刈り上げた若々しい項に落ちた。
 静かな、何事もない富み栄えた日曜日であった。
 それというのに、清顕は依然、水を満たした革袋のような
 この世界の底に小さな穴があいていて、そこから
 一滴一滴「時」のしたたり落ちていく音を聴くように思った。」



【まとめ】

鬱屈とした文体にこちらまで引きずり込まれるので
読むのが少し辛い。


あとは少し読みにくい文体だけど、さすがに綺麗な日本語です。
ちょっとずつ読み進めていけたら、と思います。
ちなみにこの作品は三島さんの作品の中ではどろどろした描写が少なく、
美しい恋物語として評価されているようです。


あとこれは関係ないけど、古い本なのでハウスダストアレルギーの私は体中がかゆくなりました。古い本はこれがあるから嫌です。(図書館で借りた)
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